「四国の山々たんね歩記」について
~豊かな自然と景観を育む森林の観光資源としての活用に向けて~
令和元年6月19日
四国森林管理局
|
1 はじめに
- 四国の幾重にも重なる圧倒的なスケールの山並み。折り重なる尾根や谷。
- 湿潤で麗しい緑に覆われた森。神々しいまでの静寂につつまれた厳しくも美しい四国の山や森。
- 命の源として水を磨き、生物を育み、里人の文化の背骨となり、海の魚を育てています。
- 温暖多雨な気候に恵まれた四国の山々。晴れの日にはシイやカシ、ヤブツバキなど照葉樹の葉に反射する光は、まるで海のさざ波をも想像させます。
- さくさくとした落ち葉や腐葉土。森の道を歩くとき、自分の中にある怒りや哀しみが消えていくことに気がつきます。
- そして、生きる希望や喜び、勇気を与えてくれます。
- 甘やかな森の風に吹かれて、自然の恵みにふれ、訪れる人を「森の人」に、させてくれる四国の豊かな山々。
- 足の向くまま、気の向くまま、四国各地の山々や山間地域の集落を地下足袋を履いて登り、歩いて四国の山の素晴らしさ、そして奥深い四国の中山間地域に伝わる民話や伝承などの物語をイラストに記してきました。このイラストでは赤い実線は車道や林道、赤い破線は歩いた道を基本に表記しています。
- 四国の山の素晴らしさ、山歩きの楽しさ。そして奥深い四国の中山間地域に伝わる民話や伝承、昔の人が歩いた循環道などの物語をこのイラストにまとめています。
- なお、実際に「たんね歩記」で紹介している山を歩く際には、地図やGPSを併せ持ち、事前に天候や登山情報を確認し、万全な装備と計画を整え「安全第一」で四国の山をお楽しみください。
「四国の山々たんね歩記」
梼原町の案内板 久保谷セラピーロード |
||
森下嘉晴氏の紹介 高知県日高村生まれ。昭和60年に当時の高知営林局高知営林署に奉職。現在高知中部森林管理署 猪野々・岡の内森林事務所に勤務。 山歩きと絵画製作を趣味とし、四国の山々を歩きながら、山や森の魅力と見どころ、地域に伝わる民話・伝承、古道(往還道)などの物語を記した絵地図(イラスト)を作成。アカガシをこよなく愛した油絵の作品では、高知県展特選ほか入賞多数。梼原町のセラピーロードやいの町の山岳案内板、高知県森と緑の会緑の募金てぬぐいデザインなど手掛けている。 |
2 「四国の山々たんね歩記」(154箇所)
四国西南部 (17箇所) | 高知中西部 (45箇所) | 四国中央部 (22箇所) | 四国南東部 (16箇所) | 高知東部 (31箇所) |
南予アルプス山系(7箇所) | 梼原町 (11箇所) | 石鎚山系 (11箇所) | 三嶺山系 (16箇所) | 安芸市 (19箇所) |
四万十市 (5箇所) | 津野町 (2箇所) | 牧野植物園 (1箇所) | 馬路村 (7箇所) | |
土佐清水市 (2箇所) | 四万十町 (27箇所) | 日高村 錦山(1箇所) | 安田町 (1箇所) | |
宿毛市 (1箇所) | 峠物語 (5箇所) | 嶺北地域(9箇所) | 奈半利町(1箇所) | |
四万十川流域 (1箇所) | 室戸市(1箇所) | |||
めだか物語 (1箇所) | 野根山街道 (2箇所) | |||
高知中東部 (21箇所) | 四国北東部(2箇所) | |||
香美市 (21箇所) | 剣山周辺(2箇所) |
梼原町の国道439号線沿いに設置された「たんね歩記」の案内板
お問合せ先
四国森林管理局 総務企画部総務課
ダイヤルイン:088-821-2052